診断がでた!お子さんをどう捉える?
こんにちは、アメリです☺︎✨
私は仕事上、発達障害のお子さんと接します。
発達障害と診断されている子、
診断はないけれど生活に困っている子、
この分野にたずさわるようになって、イメージとの違いについて考えることが多くなりました。
本によっては、
タイプ別に
注意欠如多動性障害(ADHD)、
限局性学習障害(LD)
の特徴が書かれています。
たしかに、分かりやすいし、
当てはまってる部分もありますが、
全く当てはまらない部分もたくさんあるように思います。
障害名だけに捉われず、
●お子さん自身の様子を観察して、
●好きなこと嫌いなこと、得意不得意を知ったり、
●生きる上での基盤となる栄養や睡眠、呼吸はどうか、
●心理的にはどんな状況か、
●周りの環境はどうか、
さまざまな情報を加味して、その子にとってより良い関わりを考える必要があるかと思います。心理検査の数値も認知面をみることができる大事な情報なので、上手に使えたらいいなと感じます。
では👋
行動予定ボード使ってます!
【ざっくり活動を示すボードです。材料は100均です。予定は絵にしても◎】
こんにちは、アメリです☺︎
1日のうちに何をやるかを示した行動予定ボードを使っています。
これを使うことで、何をしていたのかを忘れることが減り、
頭の中で行動を整理するのが、大分楽になりました。
すごく便利です!!!
☆☆使い方☆☆
①朝、貼ってある予定を見て、最初にやることを確認。
②予定や行動が終わったら左下の箱にマグネットをはがして入れる。
③夜、寝る前に次の日の予定マグネットを全部はる。
☆☆ポイント☆☆
①私の場合は、もう既に習慣となっている行動もあるので、そういった行動は書かない。忘れやすい行動のみ。
②休憩をとることも苦手なので、余暇時間に何をするかも書く。
(例えば、ピアノを弾く、ゲームをするなど。)
余暇は何種類かあると、選べる楽しさがあっていいです。
1日2個くらい貼っています。
③色別に行動を分ける。
行動には種類があるので、3種類に分けています。
緑:余暇にやること、遊びや趣味
赤:絶対にやらないといけない予定や行動
青:できればやった方がいいこと、
その他イレギュラーな予定、忘れたくないこと
④必ず目につく場所にボードを設置する。
私は、冷蔵庫にいくまでの導線上の壁で、必ず目に入る位置にかけています。
⑤行動ボードを使うこと自体を忘れることもあるので、定着するまで親子さん、大人の方の場合は協力者に声掛けしてもらうと良い。
⑥極度の飽き性の方、スケジュールが気になりすぎてしまう方は、毎日使っているのがツライこともあるので、そう思ったら一回やめる。
便利そうなら、少し経ったらまた使えばいいと思います。
行動予定ボードを使う目的は、毎日の生活が楽になることだと思います
ボードを使うこと自体が目的となって、
自分がツラくなりすぎないように、楽しく使ってみてください✨✨✨
感覚統合とは?
こんにちは、アメリです☺︎
今回は、感覚統合療法の発達の段階表を描いてみました。
☆☆説明☆☆
1番下の段が、感覚の部分=発達の土台になります。
特に重要なのが、前庭覚、固有覚、触覚です。
土台がしっかりしていないと、上に積み上がっていく部分は、
ガッタガタになってしまいます。
ここで難しいのは、
ガッタガタでも発達する=全部できないというわけではない
ということ。
例えば、
不器用だけど、前転後転、側転などは問題なく出来る子、
体の使い方はヘタだけどスキップは出来る子、
力の入れ方が分かっていないけれど跳び箱ができる子、
などなど。
これは体操教室に通っていたり、
その動きに関して、お子さんが一生懸命練習をしたために、
こういったチグバグが起こります。
支援者側も、それを見て“出来ている”と判断を見誤ることがあるようです。
1つの動きが出来ていたら、
その動きをするのに必要な動きや
近い動きをいくつか試してみると
いいかもしれません。
先にあげた事例でいうならば、
跳び箱は跳べている、
では、″腕で押す〟感覚は分かっているかを見るのに押し相撲をしてみる、
といった感じです。
また、図でもわかるように、
集中力やコミュニケーションは、図の中でも上の方(4、5段目)になるため、
下の部分の発達が十分ではないのに、
上の部分が十分に育つことは難しい
といわれています。
☆☆対策☆☆
対策として、前回のブログでも触れた感覚統合をご紹介します。
感覚統合のやり方としては、
とにかく幼少期から色んな経験をすることが大事です。
触ったり、登ったり、ジャンプしたり、回転したり、押したり引いたり、
とにかくいろいろチャレンジさせてみることをオススメします。
例えば、手遊び、アスレチック遊び、押し相撲、ひこうき、忍者ごっこ、
スーパーに行ったときにカゴに食材をいれる係をお願いする、などなど。
動きの激しい遊びは、「ケガが心配!」な親御さんもいると思いますが、
自分でやってみて、失敗して、微調整して、再チャレンジの繰り返しで、
“ちょうど良い”が感覚的に分かっていきます。
これが、感覚を統合していく作業です。
感覚を上手く統合できていないと、年齢が上がるにつれ、
関節を固めて生活するようになります。
(関節を固めるとは、押しても引いても動かないように力をいれているような感じのことです。)
ずっとこのように力を入れないと生活できないので、
とにかく疲れる体になってしまいます!💦
今までやったことのないことを、
できる範囲で、色々取り組んでみるといいのかなぁ
と思います。
今回は、お子さん向けの内容でした。
ではまたm(_ _)m
発達障害にかかわる感覚とは?
こんにちは、アメリです☺︎✨
前回、「私は感覚鈍麻タイプです。」なんて話を書いたので、
今回は“発達の土台となる感覚”について、描いてみました。
「固有覚、前庭覚」は体の内側の感覚、
「触覚、視覚、聴覚」は体の外側(にせっしている)の感覚と
思ってもらうと分かりやすいかと思います。
発達障害のある人は、この感覚をうまく使えていないのでは?
といわれたりします。
感覚は、誰しも意識せずに使っています。
退屈だったり、イライラした時に貧乏ゆすりをしたり、ハンモックにのると気持ちいいと感じたりするのは、自分で感覚の刺激をいれて安心感を得ているそうです。
生活するうえで不可欠な感覚を、私たちは無意識に使っているわけですが、
発達障害のある子は、この感覚を意識して使っているよう。なかには感じとれていない子も。
“ずっと意識してる”って疲れます。
お仕事で関わる子どもたちも、学校が終わってから家でぐったり、、、なんて子多いです。
体力だけの問題じゃないのかもしれません。
発達障害の診断がなくても、感覚の発達がゆっくりな人もいるようです。
感覚の発達は、体や脳の発達といった全ての成長の基礎なので、
感覚を上手く使えていないことが原因で、
運動が苦手、
すごい不器用、
コミュニケーションをとるのが下手、
集中力が続かない、
などなど
いろいろと困ったことが出てきます。
感覚の感じ方はさまざまで、全体的に過敏な人もいれば、鈍麻な人もいるし、混合している場合もあります。
✳︎✳︎✳︎ジェットコースターはあくまで例で、それによってその方の敏感、鈍麻が全て決まるものではありません。✳︎✳︎✳︎
対策としては、“感覚統合がいい”と言われています。
いま注目されているので、ネット検索すれば、いろんな方法が沢山でてきます。
3さい位〜7さい位までは、ぐんぐん伸びる時期です。遊びの延長で、楽しく取り組めるといいと思います。
大人の方は、感覚統合だけではなく、筋力をつけたり、自律神経や呼吸を整えたり、マッサージも並行してやった方がいい場合があるので、参考程度にみてもらうといいかなと思います。
大人でも効果があるという話も聞いたこともあるので、まったく意味がないことはないのでは?とも思いますが、どうなんでしょうね。
長々、ありがとうございました。
では、またー🙌🏻